料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
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名古屋で見られる日本の美〜琳派・若冲・数寄の心〜

「細見美術館開館10周年記念展 日本の美と出会う〜琳派・若冲・数寄の心〜」を見に
JR名古屋高島屋に行って来ました。
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初日の今日は、
細見美術館館長 細見良行氏によるギャラリートークがありました。

まずは、淋派。
江戸初期の俵屋宗達/本阿弥光悦から、中期の尾形光琳、そして後期の酒井抱一、
近代の神坂雪佳までの華麗で装飾的な作風の一派。
色鮮やかな独自の様式、たらし込みなどの技法が
京都や江戸で300年に渡って受け継がれました。
他の流派が師から技法を学んだのに対し、
直接教えを受けずに流派のエッセンス・アイデンティティを踏襲しています。

"RIMPA"は、
東洋の他の国にもない日本特有の美意識・様式美として
海外にも認識されているそうです。

その中でも今回の目玉は、酒井抱一.
姫路藩藩主酒井家の次男のデビュー作が
<松風村雨図>。
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そして、吉原から高級遊女を身請けして初めての正月に描いた<紅梅図>。
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書き初めとして描いた作品。
抱一が梅を、遊女小鷺が漢詩を書いています。
苦労の末に結ばれた二人の喜びを表しています。
これらの2作は、抱一の私的なものということで、
酒井家伝来の作品です。

<桜に小禽図>。
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抱一最晩年の昨です。
滲みを用いた桜の幹に、桜花が映えています。
これは、部分
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無駄のない緊迫した空間に、優雅な色彩が配されています。

<白蓮図>。
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蛤から作った胡粉で描かれた白い蓮の花。
現代画のような大胆な構図です。

引き続いて、鈴木其一。
抱一によって、市井から見いだされた画家です。
<初荷入船図>は新年に上方から江戸へ物資を運んだ檜垣廻船を描いた
正月に飾るお目出度いもの。

淡いブルーが印象的な<燕子花団扇に笹図>。
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さらに、<糸瓜に朝顔図> 。
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ヘチマに朝顔という蔓植物だらけの作品ですが。
たらし込みが見事です。
実物を目にしないと分からないヘチマの表現を見に来てください。
by motoretta | 2009-12-28 20:53 | アート