料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
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若冲アナザーワールド2

以前にも紹介した「若冲アナザーワールド」展の続きです。
水墨画とそれに関連した着色画、
そして若冲に影響を与えた画家にもスポットを当て、
若冲の水墨画の世界により迫ろうという展示でした。
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[第1章若冲前史]
渡来僧隠元が江戸時代前期に広めた中国明清の美術様式が黄檗(おうばく)美術。
そして、長崎に2年間滞在した華麗な画風の中国人画家 沈 南蘋(しん なんびん)。
以上の2つの様式が若冲に大きな影響を与えたと言われています。

今回出品されていた中で興味を引いたのは、2点ありました。

まず、河村若芝の<十八羅漢図>。
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日本黄檗宗の祖 隠元隆琦の賛を伴う作品です。

こちらは、若冲の<寒山拾得図>。
c0190847_18424567.jpg

ざっくりと大づかみな人物像の描き方に共通性が感じられました。

もう1点は、若冲の師とも言われる大岡春卜の<墨花争奇>。
c0190847_1842192.jpg


こちらは、若冲の<花鳥図押絵貼屏風>。
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鳳凰の頭部・尾の羽根の表現が似通っているように思いました。
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[第3章 着色画と水墨画]
着色画と水墨画の比較を通して、若冲水墨画の自由闊達な筆遣いを詳らかにしています。

中でも気に入ったのは、<百合図>。
c0190847_21384164.jpg

後ろの鹿の子百合は水墨、手前の鉄砲百合と岩・小鳥は着色されています。
水墨画と着色画が1画面に融合した珍しい作品。

それから<鸚鵡図>。
c0190847_21392335.jpg

絹地に直接胡粉で描いた斬新な作品。
中国北宋時代の技法だそうです。
by motoretta | 2010-06-14 21:47 | 国内旅行