料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
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2010年イタリア旅行2日目⑤サンティニャーツィオ聖堂

イル・ジェズ聖堂からナヴォーナ地区へ。
途中のサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ聖堂のファサードは修復中。
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でも防音シートを利用したスペースに、オシャレな広告があるのがイタリア流。
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ボッティチェリの<ヴィーナスの誕生>を模したものですが、
”L‘ARTE TI FA GLI AUGURI”「芸術は貴方に恵みをもたらす」
誕生日に州立の博物館の入場料が無料という粋な計らい。
こんな所からも、ヨーロッパでは芸術を学ぶ環境が整えられていることがよく分かります。

ボッロミーニによるサンティーヴォ・アッラ・サピエンツァ聖堂のぐるぐるを眺めながら、
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老舗のバールを目指しましたがナターレのためクローズ。

そこで、降りしきる雨の中サンティニャーツィオ聖堂に行ってみました。
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1626年のバロック聖堂は隣接するイエズス会の学校コレージョ・ロマーノの数学教師
オラツィオ・グラッシによってイル・ジェズ聖堂を模して建設されました。


見逃せないのが天井画<聖イグナティウスの栄光とイエズス会の伝道の寓意>。
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中央に昇天する聖イグナティウス、その下にザビエル、四隅にイエズス会の宣教が及んだ四大陸の寓意が描かれています。
一点透視図法に基づいて構成されており、
床の印がついた地点から見上げないと柱やアーチなどの構造が歪んで見えます。
資金不足を補うため、自前でバロック的空間を作り上げた情熱が感じられます。
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アプシスと祭壇画もポッツォの手によるもの。
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イエズス会の創始者イグナティウス・ロヨラを讃えたものです。

右翼廊にはピエール・ルグロによる<聖ルイジ・ゴンザーガの栄光>、
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反対側の左翼廊にはフィリッポ・デッラ・ヴァッレによる<受胎告知>があります。
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そして表にでるとサンティニャーツィオ広場が広がっています。
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正面から見ると、左右対称の湾曲した空間ですが、

横から見て見ると複数の建物を組み合わせ、
だまし絵のように左右対称の劇場空間となるように構成されたことがよく分かります。
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聖堂建設の約100年後、フィリッポ・ラグッシーニによって整備されたものです。
by motoretta | 2011-05-20 21:55 | イタリア