料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

フェルメール<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展⑵豊田市美術館

昨日の続きは、風景画から。

ルーカス・ファン・ファルケンボルヒ<凍ったスヘルデ川とアントワープの景観>
c0190847_2233520.jpg

ブリューゲルの<雪の中の狩人>と彷彿とさせる雪景色。
c0190847_1875172.jpg


ヤーコプ・サーフェレイ<村の風景:秋>。
c0190847_2148142.jpg

移り変わる秋の季節が描かれています。
左は初秋。樹に登って果物を収穫しています。
右は晩秋。冬に備えて豚を屠っています。

夜の光と闇を抒情豊かに描いた夜景画も2点ありました。
アールト・ファン・デル・ネールの<漁船のある夜の運河>と
c0190847_22342074.jpg

<月明かりに照らされた船のある川>。
c0190847_22381488.jpg

雲のかかった広大な夜空の下、
低く位置どられた水面に月の光が反射しています。


ヘリット・アドリアーンスゾーン・ベルクハイド<アムステルダムのふたつのシナゴーグ>。
c0190847_22401434.jpg

思想・信条を理由として迫害された人々を受け入れることで繁栄してきたオランダの
宗教的寛容さを表した作品。

そして、静物画コーナー。

ヤン・ブリューゲル(父)の工房<ガラスの花瓶に生けた花>。
c0190847_22412294.jpg

当時投機の対象にもなったチューリップをはじめ、高価な花々が描かれています。
同じ季節に咲きそろうことがない花が並んでおり、
空想の世界でつくりあげられたものであることが分かります。

ヤーコプ・フォッペンス・ファン・エス<調理台の上の魚>。
c0190847_22422198.jpg

北海に面した魚介類の消費地ならではの作品ですが、
あまり美味しそうには見えませんね。

ヤン・ド・ヘーム<果物やパイ,杯のある静物>。
c0190847_2243459.jpg

葡萄やワイングラスなどから宗教的寓意も感じられますが、
小エビ、オレンジ、チェリー、剥きかけのレモンに食べ残したパイと
豪勢な食卓を表したものでしょう。

そして最後に。
フェルメールの<地理学者>。
c0190847_22441176.jpg

ヤポンス・ロックという日本風の青い衣を着た地理学者は、
当初、下を向き、テーブルの地図に目を落としていたそうですが、
大きく開かれた窓から外を見つめる姿勢にと描き直されたそうです。
海洋国オランダが大海原に乗り出した時代ならではの傑作でした。
by motoretta | 2011-08-31 19:01 | アート