料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
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ジャクソン・ポロック展

愛知県美術館で22日まで開かれているポロック展。
これだけのものはもう二度とお目にかかれないかも、ということで
まずはシンポジウム「ポロックがいま私たちに語りかけること」へ。
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今まで全く馴染みのないモダンアートについて予習をしてきました。

そして、日を改めて展覧会鑑賞へ。
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第二次大戦後のアメリカを、
パリをしのぐ美術の中心地とする上で大いに貢献した伝説の画家。

彼は、従来の西洋絵画の手法ではなく、絵の具とキャンバスを新たな方法で用いました。
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缶に入った絵具やペンキを
床に置いたキャンバスに直接流し込んで描く「ポーリング」と、
明確な中心がなく
画面全体の中からどこを切り取っても均質に見える「オールオーヴァー」が
ポロック独自の様式です。

<ポーリングのある構成Ⅱ>
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1943年、画面全体でポーリングを試みた作品。

部分のアップ。
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完成された作品を見ていると、
制作途中の「絵の具が飛び散るさま」が
自然に頭の中に浮かび上がってきます。

評価額200億の<インディアンレッドの地の壁画>。
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レンガ色の背景の上に複雑に絡み合う鮮やかな色。

上下左右縦横無尽に、そして幾重にも層を成し、
生命体のようにうごめいています。
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絶妙に溶け合う緑と黄色。
間をつなぐグレーはアルミ塗料。
その上をさらに白と黒が飛び交っています。

大原美術館蔵の<カット・アウト>。
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オールオーヴァーで全体を覆い尽くした後で、
中心を具象的な形にカットし、
オースオーヴァーが背景として使われています。

新しい表現を求め、
「すべてやっちまった」ピカソを超克しようとした
ポロックの挑戦する姿勢が感じられます。

44歳自動車事故で急逝するまでポロックが住んだ家は
アメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されています。

そして今回の展覧会ではポロックのアトリエが再現されています。
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訳の分からないモダンアートも、
実際間近に見てみるとなかなか楽しめるものでした。
by motoretta | 2012-01-17 19:14 | アート