料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta

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今年の最後は若沖。

「細見美術館開館10周年記念展」の続きです。 

京都錦小路の青物問屋の主人だった伊藤若冲。
八百屋といっても、
今でいう所の一部上場企業のような大店のお金持ちだったそうです。

40過ぎてから家業を捨て、絵画制作に没頭したそうですが、
プロではなくアマチュアとして画業に向かったため、
高級な画材をふんだんに使った、時間にとらわれない手の込んだ作品が持ち味です。

<糸瓜群虫図>の糸瓜。
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薄塗りでも緑色の発色が良いのは、とても高価な顔料を使っているからだそうです。
そして、昆虫の細かな描写。
脚・翅・触角などが、人間の肉眼では分からない程、正確に描かれています。

さらに、<花鳥図押絵貼屏風>。
美術館の展覧館とは違い、間近に若沖のテクニック・オン・パレードを見ることができます。
デパート展ならでは。
素晴らしい筆の冴えに、しばらく見入ってしまいました。

そして、ユーモラスかつ斬新な<鼠婚礼図>。
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若冲晩年の作品です。

魅力的な風景画は、池大雅の<児島湾真景図>。
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この画像ではよくわかりませんが、
手前にある点描で描かれた山と、細かく優美な波の対比が見事です。

北斎の肉筆画<五美人図>もありました。
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無地の背景に浮き出た女性。
遠近法などの科学のない時代に、無意識にのびのびと
描かれた三角形構図。
肌の白さが引き立ちます。

単庵智伝<梅花小禽図>。
重要美術品です。
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室町時代のものですが、的確な筆使い・安定した構図などすでに完成されています。

出口前にあるのが、<男女遊楽図屏風>。
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レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」のように、
人物のリズミカルかつ躍動感ある動きによって一瞬の物語が表現されています。

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明日から旅行に出かけますので、しばらくブログはお休みします。
(ネット環境が良ければ、現地の年明けの様子をアップしたいと思います。)
また、来年見てくださいねー。

では皆さん、よいお年を。

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by motoretta | 2009-12-29 21:43 | アート
「細見美術館開館10周年記念展 日本の美と出会う〜琳派・若冲・数寄の心〜」を見に
JR名古屋高島屋に行って来ました。
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初日の今日は、
細見美術館館長 細見良行氏によるギャラリートークがありました。

まずは、淋派。
江戸初期の俵屋宗達/本阿弥光悦から、中期の尾形光琳、そして後期の酒井抱一、
近代の神坂雪佳までの華麗で装飾的な作風の一派。
色鮮やかな独自の様式、たらし込みなどの技法が
京都や江戸で300年に渡って受け継がれました。
他の流派が師から技法を学んだのに対し、
直接教えを受けずに流派のエッセンス・アイデンティティを踏襲しています。

"RIMPA"は、
東洋の他の国にもない日本特有の美意識・様式美として
海外にも認識されているそうです。

その中でも今回の目玉は、酒井抱一.
姫路藩藩主酒井家の次男のデビュー作が
<松風村雨図>。
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そして、吉原から高級遊女を身請けして初めての正月に描いた<紅梅図>。
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書き初めとして描いた作品。
抱一が梅を、遊女小鷺が漢詩を書いています。
苦労の末に結ばれた二人の喜びを表しています。
これらの2作は、抱一の私的なものということで、
酒井家伝来の作品です。

<桜に小禽図>。
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抱一最晩年の昨です。
滲みを用いた桜の幹に、桜花が映えています。
これは、部分
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無駄のない緊迫した空間に、優雅な色彩が配されています。

<白蓮図>。
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蛤から作った胡粉で描かれた白い蓮の花。
現代画のような大胆な構図です。

引き続いて、鈴木其一。
抱一によって、市井から見いだされた画家です。
<初荷入船図>は新年に上方から江戸へ物資を運んだ檜垣廻船を描いた
正月に飾るお目出度いもの。

淡いブルーが印象的な<燕子花団扇に笹図>。
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さらに、<糸瓜に朝顔図> 。
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ヘチマに朝顔という蔓植物だらけの作品ですが。
たらし込みが見事です。
実物を目にしないと分からないヘチマの表現を見に来てください。
by motoretta | 2009-12-28 20:53 | アート

ソムリエ教本

電子辞書用の「日本ソムリエ協会 教本」のCDを頂くことができました。
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さっそく、ダウンロード。
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フランス語の電子辞書に入れました。
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厚さ数センチにはなる代物を気軽に持ち運びできます。

そして、ビオディナミワインの先駆者ニコラ・ジョリーの
Roche Aux Moines clos de la Bergerie
ロッシュ・オー・モアンヌ・クロ・ド・ラ・ベルジュリー`02も入手しました。
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世界3大白ワインに数えられるそうです。
楽しみ。。。
by motoretta | 2009-12-27 22:15 | お酒

クリスマスは肉料理

25日はお肉です。
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1時間半かけて煮込んだビーフの中には、ポルチーニ。
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予算の都合上、マッシュルームも混ざっています。
私たちには、これぐらいの薄いお肉で十分のボリュームです。
ワインは、PRODUTTORI del BARBARESCO, バルバレスコ醸造協同組合の中の
Montestefano 2001年もの。
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ミラノの高級食材店ペックで買って、
スーツケースの中でプチプチマットに包んで持って帰ってきました。
我が家の夏の過酷な条件を乗り越え、少しオレンジがかった色合いのワインは、
スパイシーながらも優雅な味わい。
ポルチーニ/牛肉にピッタリでした。

順序が逆になりましたが、
プリモはシャンパンのリゾット。
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イタリアのお米で作りましたが、ずいぶん大粒で火加減が難しいようです。

ワインビネガーのサラダ。
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デザートは、ミッドランドスクエアのコヴァで買ってきた
パネトーネ。
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これまた冬のイタリアの味。
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アイスクリーム添えがオイシイです。

そして、パリのイタリア食材店ダ・ローザのレーズンチョコでごちそうさま。
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今年も、残りわずかとなりました。
by motoretta | 2009-12-26 21:55 | うちごはん

我が家のクリスマスイブ

イタリア(特に南)の伝統的なクリスマス料理は
24日の夜は宗教上の関係から魚料理
(ウナギ、タラ、ロブスターなどなど)、
25日の昼は肉料理です。
ゆっくーりと時間をかけて、ごちそうを食べるようです。

というわけで、我が家のクリスマスイヴも
正式イタリアンに則って魚料理です。
まずは、ウニのパスタ。
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ワインは、サルデーニャのケルキ爺さんの「ボーゲス」。
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高レベルにバランスに取れた美味しーい白ワインです。

お気に入りのメゾン・カイザーのバゲット。
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今回は、パリのモンジュ通りの名を冠した「バゲット・ドゥ・モンジュ」。
とっても風味豊かな小麦の味がしました。

ウニをのせて食べマース。
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セコンドは、カジキマグロ。
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レモン味のハーブ風味のソテーに、松の実がのっています。

コントルノのサラダ。
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ルッコラの下に、フィノッキオ。
アンチョビソースです。

デザートは
"Tortino di cioccolato con cuore fondente"
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フォンダンショコラです。

アルマニャックと一緒に美味しく頂きました。
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お昼に寄ったミッドランドスクエアでは、
恒例、金城学院グリークラブのクリスマスキャロルが演奏されていました。
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美しい歌声に、しばらく足を留めました。
by motoretta | 2009-12-25 21:45 | うちごはん

もうすぐクリスマス4

今日もクリスマス時期の南イタリアの様子を紹介します。

まずは、青の洞窟で有名な高級リゾート地、カプリ島、
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(天気の悪い日には青の洞窟ならぬ「黒の洞窟」になってしまいますが)

港から少し奥にあるアナカプリのサン・ミケーレ教会。
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床一面に、アダムとイブの楽園が描かれたマヨルカ焼きのタイルが敷き詰められています。

そして、祭壇前にプレセピオが飾ってありました。
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これは、カプリ島対岸のソレントのとある教会のプレセピオ。
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小さな教会ですが、大勢の人が見に来ていました。

そして、シチリア島。
断崖絶壁の丘の上にそびえる中世の街、
エリチェにあるサン・マルティーノ教会のプレセピオ。
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タイルの階段が美しい陶器の町カルタジローネには、
色鮮やかなマヨルカ焼きに彩られた142段の階段を舞台に、
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生誕劇が演出されています。

陶器で有名な町とういうだけあって、
博物館には世界各国から集められたプレセピオが展示されていました。
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妖しげな表情の日本のお人形。
アフリカや、南アメリカのものも置いてありました。

ドゥオーモのモザイクで有名なチェファルー
(最近はパチンコ海物語のロケ地になった)では、
降誕に際し、東方の三博士を導いた流れ星が
町を見下ろす巨大な岩山に飾ってありました。
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これはパレルモ ポリテアーマ広場前のクリスマスツリー。
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大きな広場や、商店街・ホテルなどには Albero di Natale クリスマスツリーが飾ってあります。
by motoretta | 2009-12-23 21:57 | イタリア

もうすぐクリスマス3

今日は、ナポリのプレセピオを紹介します。

まず、「もう一つのヴェルサイユ」といわれるカゼルタの王宮。
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(庭園は7/19の記事に紹介しました)

その中に、1200体!もの人形が展示されています。
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一体一体の人形が、細かく精巧に作られています。

牛もリアル。
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そして、ナポリらしい魚市場の様子も
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本物そっくりに再現されています。

もう一つは、サン・マルティーノ修道院に展示されているもの。
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ガラスの眼、動く手足、豊かな表情をもつプレセピオ。
天空に舞う天使が華やかさを演出しています。
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18世紀,ブルボン家のカルロ王が庇護して以来栄えたそうです。
現在は美術館として、プレセピオが一年中公開されています。

ナポリの旧市街サン・グレゴリオ・アルメーノ通りには、
プレセピオ職人の店が連なっています。
by motoretta | 2009-12-22 22:57 | イタリア

ティラミス

年末に向けて少し仕事が忙しく
アー台所に立つのめんどくさいなあというとき
意外と手早くできるのがパスタです。
我が家は炊飯器がないのでごはんを炊くのも土鍋ですから
時間がないとガスコンロが一つふさがってしまい不便なのです。
(言い訳 言い訳)
今日は安く売っていたイワシのパスタと
かんたんサラダとサラミの盛り合わせ(というとなんかかっこいいでしょ。)
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でもあんまり手抜きで申し訳なかったので
久しぶりにティラミスも作りました。
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ティラミスは生の卵を使うので気温が高いと家庭でも若干不安ですが、
これだけ寒くなればいいでしょう。
もっと久しぶりにエスプレッソマシンも動かしました。
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簡単料理ですがソアヴェが1本あれば我が家では文句ありません。
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by motoretta | 2009-12-21 18:48 | うちごはん

もうすぐクリスマス2

キリストの生誕を人形で再現するプレセピオは、
イタリアの守護聖人アッシジの聖フランチェスコが考案したそうです。
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従順・清貧・貞潔の3つの会則に従い、
当時のカトリック教会に改革運動を起こしました。
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聖フランチェスコが
「フランチェスコよ、行って崩れかかった私の家を建て直しなさい。」
という神の声を聞いたサン・ダミアーノ修道院の入り口にも
可愛いプレセピオがありました。
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そして、内部にも。
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こちらは、ヴァチカン、サン・ピエトロ大聖堂前のプレセピオ。
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さすがに大掛かりで立派です。
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たくさんの人で賑わっていました。

こちらは、2007年のものです。
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イタリアの冬の風物詩ですね。
by motoretta | 2009-12-20 22:54 | イタリア
寒い日には「味噌煮込み」!
寒風の中、立ち尽くして冷えきった体を暖めに行ったのは、
山本屋総本家 檀溪店。
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今日は、冬の味覚「牡蠣入り」にしてみました。
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ごはんとお漬け物、里芋の煮物に杏仁豆腐がついています。

グツグツ煮え立った土鍋のふたを開けると、
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温かい湯気が立ちのぼります。
牡蠣のほろ苦さがオイシイです。

先日(12/5)アップした山本屋本店と比べると、
味噌がすこし塩辛く、麺がもう少し固めな印象です。
山本屋本店と同様に、
こちらも冷やしたお漬け物で、熱くなった口の中をさましながら頂きます。

最後までお汁を飲みきると「山本や」の文字が現れます。
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汗をかくぐらい、体がポッカポカになりました。

by motoretta | 2009-12-18 20:35 | なごやめし