料理、食べ歩き、旅行、車大好き夫婦ののんきな休日の紹介です


by motoretta
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2012南イタリアぐるっと4000キロの旅⑫〜エルコラーノ

いよいよナポリを離れ、南イタリアドライブ旅行の始まりです。
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と走りはじめましたが、カーナビが充電しません。
どうやらシガーソケットの接触不良。
せっかくGoogleマップで行き先を全てカーナビにダウンロードしたのに、、、
この先どうなることやら、、、
と考えながら道路標識を頼りにエルコラーノに到着。

(でも昔はカーナビなしでドライブ旅行してたんですけどね)

ヴェスヴィオ火山の噴火でポンペイとともに埋もれたエルコラーノ。
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大量の堆積物の下に古代ヘルクラネウムの町があります。
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町は長方形の区画に区切られ、
碁盤の目状に石畳の街路が通っています。
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フレスコ画が描かれた住居跡。
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竃の跡は、居酒屋さん?
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公共の泉も整備されていました。
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ポンペイが灰に埋まったのに対して、
エルコラーノは火砕流に飲み込まれた町。
当時の木製の棚などが炭化したまま残されています。
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ずーっと見たかった「ネプチューンとアンピトリテの家のモザイク」。
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上部にある扇状の貝殻装飾は、見事なグラディエーション。
約2000年前のものとは思えない
いろ豊かな色彩と陰影で描かれています。

こちらは公共浴場の女湯のモザイク。
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「イルカに囲まれたトリトン」です。

トリトンの下にはクニュクニュの足長ダコ。
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温浴室には幾何学卍模様のモザイク。
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興味深かったのが、木の間仕切りの家。
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雨水溜めのある広間と、食堂の間に可動式の間仕切りが設けられています。
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室内は色鮮やかなモザイクで飾られています。
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木の柱で支えられたバルコニーがある
格子垣の家。
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色あせないブルーのモザイク。
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下の壁龕にも細やかなモザイクが見られます。

古代ローマ人が闊歩しているような、
まさに人の息づかいが聞こえるような遺跡でした。
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テルマエ・ロマエの阿部寛が目の前に現れそうな気がしました。
by motoretta | 2012-09-27 22:32 | イタリア