久しぶりのチョコ会は、パトリック・ロジェ♪

この時期の日本では買えないパリ直送のショコラをおすそ分けして頂きました。

デジール……アーモンドとヘーゼルナッツ。
ヘーゼルナッツの香味の中、
アーモンドの薄皮のちょっと渋い味わいも感じられ、
豆好きにはたまらないプラリネ。
マラカイボ…カカオストレートのショコラ。
ポートワインに合わせてみたいような、
でもパトリック・ロジェならではの繊細な味わい。
アマゾン……ブラジルジャングルを思わせるグリーン。
または遠い宇宙の天体を思わせるような鮮やかな半球体。
ライムの酸味の中にキャラメルという
ありえない組み合わせが絶妙。
デリー………レモンと『バジル』のバランス。
でもベースのチョコがしっかりしているので、
最後まで、最後まで美味しい余韻が。。。
ご無理を言って、我が家用にも分けていただきました。

お酒と合わせて、、、色々と試してみましたが、
やっぱり素人にはマリアージュは難しいです。

紅葉を求めて京都へ。
朝ごはんは瓢亭の朝粥。

瓢箪型の器に入ったお料理。

お醤油を使っていない繊細な味わいです。

上品なお出汁の餡をかけてお粥を頂きます。

滋味あふれる朝ごはんで、体の中から元気になる感じ。
今回は嵯峨野の紅葉巡り。
何とか車を停められる場所を探してお散歩です。
まずは祇王寺。


大河ドラマ「平清盛」の人気もあって、なかなかの人出でした。
2012年JR東海のポスターにもなった二尊院。


奥には、「小倉あん」「小倉百人一首」で知られる小倉山。

それから常寂光寺。
もみじに囲まれた多宝塔から京都盆地が一望できます。



飛び込みで入ったお店「甘味カフェ ふらっと」でお昼ごはん。
湯葉入りの茶そば。

お団子とみたらしでニコニコです。

夜のチョコの会のため、早めに名古屋へ。
晩ごはんは、大丸のデパ地下で買った京都の地酒に

おでん。

並んで買った森嘉のひろうす。

おいしいものを沢山頂いた幸せな一日でした。
昨日出版された「イタリア古寺巡礼」シリーズ第3巻。

著者・金沢百枝先生による
南イタリアの中世ロマネスク聖堂のお話を聴いてきました。
夜行バスで早朝東京駅に着いたので、その足で築地へ。

市場場内の人気店寿司大は6時半でもこの行列。

何時になるか分からないので、
もう少し奥の龍寿司さんへ。

運良く並ばずに座ることができました。
朝から日本酒♪

常連らしいお客さんがおいしそうに飲んでいたので。。。
散らしを頼んで、卵焼きやら干瓢やらお新香やらコハダでちびちびやります。

店内は半数近くが外国の方。
ビールを朝からラッパ飲みしている西洋人は
隣の常連さんがお箸を使わず手で食べているのを見て、
大トロを追加して手で食べていました。
僕たちもイタリアに行ったら現地の人に
こんな感じで見られているのでしょうね〜。
場内の神社でお参り。


東京駅へ。

地下のGRANSTAはお土産天国となっています。
カファレル発見♪

すぐさまジャンドゥイオットお買い上げ。
FairycakeFairで限定のカップケーキ購入。

お昼ごはんは「おでん」と思っていたら、
2時には閉まっていました。

どうするべ〜とちょっと悩みましたが、
すぐ隣のラーメン屋さんに飛び込んでみました。

東大の学生さんがいっぱいのお店。
隣の若者はラーメンを待っている間、単行本を読んでいました。
(マンガじゃないのねー)
チャーシューはなかなかお味。

とろける美味しさにビールがすすみます。
そして野菜いっぱいのラーメン。

豚のスープとうどんのような太い麺がよく合いました。
ガシガシ食べてお腹いっぱい。。
そして再び新宿へ。
「イタリアの ランゴバルド 王国、568~774年にかけての権力域」として世界遺産に登録されたモンテ・サンタンジェロ。
493年、タヴォリエーレ平野を見下ろす山の洞窟に
大天使ミカエルが現れたという伝説が人気を呼び、
ランゴバルト族の人々を集める巡礼地となり、
十字軍兵士たちは行き帰りにこの聖所に立ち寄るようになりました。
1015年、ランゴバルド族はノルマン人に協力を要請。
南伊プーリアの地はノルマン人の支配下に置かれ、
そして13世紀からはフランス、アンジュー家へ
15世紀からはスペイン、アラゴン家へと変わっていきます。
まずは大天使ミカエルの聖所へ。

1274年シャルル・ダンジューによる鐘楼が入口の目印です。
カステル・デル・モンテの建築法を模した八角形で建てられたもの。
老(若)男女、長い階段を下って行きます。

奥には白い聖母子像。

その先からは写真禁止。
1076年にコンスタンチノープルでつくられた聖堂の扉をくぐると洞窟です。
何百人か入れるくらいの広大な空間が広がっています。
まず目にするのはねじり装飾の付け柱で飾られた祭壇。
バロック期のものでしょうか。
そして右側にはアンドレア・サンソヴィーノ作とされる大理石の大天使ミカエル像、
その左に司教座が置かれています。
ひんやりした空気が流れる中、静止したままお祈りをする人たち。
お邪魔にならないようにそうっと見学です。
長ーい階段をヒイコラ言いながら昇って外へと戻り、
数分歩くと12世紀の遺構が見えてきます。

左側がランゴバルド族の王ロターリの墓、
右側がサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂です。
白く明るい堂内。

フレスコ画の断片が見られます。

損傷が激しいのが残念。

柱頭の浮彫り。

ロバに乗るのはキリストでしょうか。
そしてロマネスクらしい奇妙な像。

頭は蛇に、両手はトカゲ?に噛まれながらも
くりくり目玉が笑っているような感じ。
隣のサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂へ。

古くからの聖堂を1170年に再建したもの。
聖母子の浮彫りをくぐって堂内へ。

ここにもフレスコ画が色々描かれています。
中世の騎士像に

冠をかぶった聖女マリア。

傍らには聖母子像が置かれていました。

知り合いの農家の方から、
「チーマ・ディ・ラーパが出来ましたよー♪」とお電話を頂き、
ありがたく頂戴することに。
カラシ菜の仲間のお野菜は、
新鮮なだけあってピリッと青苦い、健康に良さそうな独特の味わい。
クタクタに煮込んでいただきます。

オレッキエッテで行きたい所ですが、
最近名古屋では見つけられず、
(成城石井もディーン・アンド・デルーカも明治屋も三越も、やまやも)
ファルファッレで代用です。
そしてプーリア土産のタラッリ♪

塩気のない、素朴ながらも小麦の味わいが、パスタに良く合いました。
生ハムにもワインにも合って便利です。
日本でももう少し出まわるといいなあー。
本場では色々な形状や味わいのものがありますが、
袋の中にアヒルさん。

新鮮な味の濃いイタリア野菜と本場のタラッリ。
シンプルながらもとっても美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
廊下ですれ違ったイタリア人のかわいいお嬢ちゃんに、
「ラ・マッキナ(車)!」と叫ばれ、
ホテルに出入りする全ての車を封鎖してしまった騒動を再認識。
トラブル会話はなかなか通じず、疲れ果てたまま眠りにつきました。
そして明くる朝、
雲1つないビシェリエの空。
アドリア海に太陽が昇ります。

こーんなにお天気がいい日は、早く出掛けたい所ですが、
故障車の代わりを得るまでは外へ出られない私たち。
とりあえずの朝ごはん。

プーリアらしいトマトのフォカッチャと甘パンに、
ブラッドオレンジジュースにしてみました。
昨晩遅く、
ご迷惑を顧みず、在伊歴の長い知り合いの方に
レンタカー会社へのご連絡をお願いしましたが、
でも、自分でもなんとかしなければ、、、と思い直し、
レンタカー会社の営業所に電話です。
まずはバーリの空港営業所。
忙しいのか超早口で、
(というか通じなければ通じないほど
早口になるのがイタリア人ですが)
「ドゥーエ(2)」と言っても「トレッ?(3)」と聞き直される始末。
挙げ句の果てに
「(レンタカーを借りた)ナポリのサンタルチアに電話して」
と言われナポリに電話をしたら、
今度は、
「何言ってんの。私がバーリに電話してあげる。」
なーんてやり取りで全く埒があきません。
そうこうしている内に、ミラノからお電話を頂戴しました。
バーリの空港に行けば代わりの車を貸していただけるとのことで、
フロントでタクシーを呼んでもらってバーリ空港へ。
タクシーの運転手さんには、
「昨日のレッカー車の騒動は、君だったの?」と言われ、
小さな街ビシェリエではちょっとしたニュースだったようです。
そしてバーリの空港に到着。

ちょうど飛行機が着いたばかりで、レンタカー会社には長蛇の列。
タクシーの領収書を提示すると30ユーロまで負担してもらえるはずでしたが、
「領収書はローマに送って」と言われ、たらい回しであきらめました。
やっとこさで借りられた代車はプジョー3008。

午前中のロスを取り戻すべく、急ぎ足で高速・準高速をひた走り、ガルガーノ半島へ。

石灰岩質ならではの景色が広がっています。
アドリア海対岸のクロアチアの風景☞によく似た感じです。
さらに九十九折りの道を駆け上がり、
丘の上の聖地モンテ・サンタンジェロに到着です。

城塞の真ん前のレストランに入ってみました。

前菜のカチョカヴァッロとスペックのテリーナ。

熱々トロトロのチーズのお料理は、山奥のこの辺りならではのもの。
そしてプーリア名物「チーマ・ディ・ラーパのオレッキエッティ」。

ちょっと季節バズレですが、
チーマ・ディ・ラーパの苦みとぷりぷりパスタの組み合わせは、
鄙くさいワインによく合いました。
色々な方に助けていただき、無事旅行を再開することができました。
ありがとうございました!

プーリア州ビシェリエまでやってきました。
ところが、
スーパーで晩ごはんを買い込んで
ホテルの地下駐車場へ降りたところ、
一台しか通れない出入口が閉まっていました。
慌てて下り坂(上り坂?)をバックで逆走すること20メートル。
ウン?なんか焦げ臭い???でも、もうちょっとで地上に、、、
と思ったらボンネットから煙が。。。
どうやらクラッチが焼けた模様です。

ホテル前の全ての出入口を塞いでしまった私たち。
急いでフロントに頼んで、レンタカー会社に連絡を取ってもらいました。
車に残した相方が
バカンスを楽しみに来たイタリア母妻たちに「スクーザミー」とひたすら謝り続け、
イタリア若父たちに車を押してもらって、何とか車を脇に退かせてもらいました。
レンタカー会社にイタリア語でやりとりしてみましたが、
「クラッチが焼けたー」なーんていうフレーズも分からないので、四苦八苦。
ミラノ在住歴が長い知り合いの方に電話をし、
お骨折り頂いてなんとかかんとかレッカー車がやってきました。


作業員の方もとてもいい方で、「しょうがないねー。」と笑顔で対応していただきました。
さようなら、メガーヌ。

日付も変わるころ、ようやくスーパーで買った食材で晩ごはんです。

チーズもフレッシュ。

疲れた胃袋にしみわたる晩ごはんでした。
半島と言ってもやっぱりヨーロッパ大陸といった感じです。

夏の小雨のためでしょうか、
糸杉のトスカーナとも緑濃いウンブリアとも違った風景。
プーリアに入ると風力発電の風車が多くなってきます。

ノルマン王フリードリヒ2世所縁の街ルチェーラに着きました。
真夏のお昼過ぎ。
人っ子一人歩いていません。
しばらく待ってドゥオーモが開きました。

シチリアの晩祷で有名なシャルル・ダンジューによって建てられた
イル・ド・フランスとシチリアの建築様式が混じり合っています。
ファサードの扉口はフリードリヒ2世のフォッジアの宮殿の入口を模したもの。

そして、上には聖母子像が置かれています。

隅にはミナレットを思わせる六角形の塔が付いています。

歩いてサン・フランチェスコ聖堂へ。

内部はフランス式のリブ・ヴォールトと縦長の明かり取りの窓で構成されています。

街外れの崖の上に建てられた城塞。

これもフリードリヒ2世によって建てられ、シャルル・ダンジューによって改築されたもの。
西方に広がる平原が一望できます。

ローマ時代の円形闘技場は月曜日でお休み。

でも、どこから入ったのか地元の若者たちが数人、
中で戯れていました。
そこから県庁所在地のフォッジアへ。
まずはバールで休憩。

レモンシャーベットが乾いたのどに沁み渡ります。
そして、隣のドゥオーモへ。

12世紀グリエルモ2世によって創建されました。
様々な彫刻が施されたファサード。

ロマネスク期のものらしく怪人や怪物が並んでいます。



この辺りの聖堂と同じく開口部のないアーチが特徴です。

手芸屋さんにお邪魔をしてから、

夕刻ホテルへ向かいました。
そしてこの後トラブル発生!