イタリア語の題は”Io sono Li”「私は李(リー)」。

ヴェネツィア近くの港町キオッジャが舞台。
ラグーナの向こうに、ドロミテの山並みがきれいに見えました。

中国に子供を残して来た若い女性が、
チェコスロバキア(プーラ)出身の老人と、
よそ者通しの心を通わせて行くストーリー。

この前のヴェネツィア旅行で
ヴェネツィアの革製品のお店の半分は中国人の店員だったことや、
以前訪れたクロアチア旅行の
プーラのことや、
コルチュラ島出身のマルコ・ポーロのことや、
ナポリのマフィアを取り上げた映画「ゴモラ」のことや、
メストレの町並みなどを、
色々と思い出しました。
というわけで晩ごはんはイタリアン。
ルマコーネ(大きいカタツムリ)という名前のパスタは、
魚介二種で。


それから、イタリアフェアで買ったポルチーニ風味のクリームチーズに

カラブリアのトロペアの玉ねぎペーストをのせた
豚肉のロースト。

「ある海辺の詩人」は、
名演小劇場で、今週26日金曜日までやってまーす。
ラジョーネ宮からローマ通りを南へ。

ポルティコの下を歩きました。
途中にあったお店で見つけた、白くて大きなお菓子。

その名は"Meringhe di Sant'Antonio " 「聖アントニオ(サンタントニオ)のメレンゲ」です。
もうしばらく歩いた右手には、
サンタ・マリア・デイ・セルヴィ聖堂。

左翼廊にドナテッロの十字架像もありました。

そして更に10分ほど歩くとサンタントニオ聖堂が見えてきます。

巨大なクーポラが八つも載ったオリエンタルなムードを漂わせた聖堂は、
パドヴァの守護聖人「聖アントニオ」に捧げられたもの。

ヨーロッパ各地から参拝者が訪れる聖地となっており、
病が治癒した人が感謝の写真を残していくことでも知られています。
写真禁止なので、内部の写真はありませんが、
ヴェネツィアのサン・マルコと同じく
あまりにも巨大かつ壮麗な聖堂は、
一歩中に足を踏み入れるとただただ圧倒されて
どこを見たら良いのか分からず目がクラクラしてしまいます。
その中でも見逃せないものは、
まずドナテッロの主祭壇。
<音楽を鳴らす天使たち>と
<聖アントニオの奇跡>を描いた浅浮彫りの上に諸聖人像、
さらに中央上部に<磔刑像>があります。
そして主祭壇をずっと進んだ後陣一番奥にある聖遺物礼拝堂。
聖アントニオの舌や遺物が入った箱、奇跡を起こす石などが置かれていて、
みんな列になって順番にお祈りしています。
もう1つは、聖アントニオ礼拝堂。
聖人のお墓があり、ここもお祈りをする人でいっぱい。
ヴェネツィアで活躍した建築家かつ彫刻家の
ヤコポ・サンソヴィーノ、トゥッリオ・ロンバルドらによる、
聖人が起こした奇跡などを描いた壮麗な浅浮彫りのパネルが並んでいます。
外の広場にあるもう1つの見どころは、
ドナテッロの代表作<ガッタメラータ騎馬像>。
前足を球に載せた騎馬像は、残念ながら修復中でした。
この間グルグル歩き回ったサンタ・ルチア駅を見て、
「ジョニー・デップと同じ所を歩いたー!」
と勝手に盛り上がってます。
さて、名古屋栄三越のイタリア展。
名古屋でも最近、色々なイタリア食材が手に入るようになりました。
今回買ったのはコレ。
アレッツォのチョコレートで有名な VESTRI ☞の
カントゥッチ♪

クラッシコはちょっとレモン風味の素朴な味。
もちろん、チョコ味も買ってみました。
ラシック1階で見つけたのはラバッツァのドリップコーヒー。

簡単にイタリアコーヒーが楽しめまーす。



他にも面白そうなビオワインも買ってみました。
今度飲んだら、アップしますね。
食べさせていただきました。

麺というより容れ物のような形状をした"CACCAVELLA"は、
この地方の方言で「小さな鍋」の意。
ナポリというよりポンペイの南、ソレントとの間にある町グラニャーノで作られています。
以前の記事☞でも紹介したグラニャーノは、
ソレンティーナ半島中央に位置するラッターリ山からの硬水、
南イタリアの陽光と風によって、
500年ほど前からパスタがつくられてきた、まさにパスタの町。

一昨年の南イタリア旅行でカッカヴェッラを求めて、
町をぐるりと回ってみましたが、
夏のヴァカンスシーズンだったためか、人っ子一人見当たりません。
唯一見つけたピッツェリア屋さんに聞いてみても、
どこで食べられるのかよく分からなかったので、
泣く泣くあきらめました。

それが今回、運良くご相伴に与ることになって、感激の一言!!!
籠のようなカッカヴェッラは、しっかりと茹でてから

お肉のソースとトマトソースと一緒にオーブンへ。

かなり肉厚のパスタは食べごたえタップリ。
美味しいお肉のソースと一緒に頂き、満足♪満足♪
足りないといけないからと、
わざわざ持って来て頂いたパスタ「ルマコーニ」も。

カタツムリ(Lumaca)のような形。
ルマコーニは、魚介で。

こちらも美味しすぎ〜〜〜。
ついつい昼間っから冷えたロゼをクイッと飲んじゃいました。
松の実ソースの鶏肉の巻き物と

お手製のケーキも頂いて、

お腹いっぱい、幸せいっぱいになりました。
カッカヴェッラのレシピは100以上?あるようなので、
また時間がある時に調べてみます。

ありがとうございました。